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<EC値(TDS値)について>
植物を生育させるには肥料が不可欠ですが、あまりに多くの肥料を与えるとかえって肥料過多となり 植物の生育は止まり、ひどい場合は枯死してしまいます。 ECとは肥料濃度のことで培養液中の肥料濃度を知ることができます。 ECが高くなった時は水を入れて薄め、下がったら肥料を入れていつも適正範囲になるように管理します。一般的な植物のEC値は1.0〜3.0mS/cmに調整します。 TDS値では500〜1500ppmです。(1.0mS/cm=500ppm)

−EC管理の例トマト−
育苗期定植初期中期後期(収穫期)
夏の高温期1.2mS/cm1.2〜1.51.2〜1.82.0〜2.8
冬の低温期1.6〜2.4mS/cm
備考:高温期は多少低く管理し、低温期はやや高く管理するのが一般的です。 また栽培途中で培養液の肥料成分バランスが大幅に違ってきたときや、病原菌等で汚染された 時は、速やかに培養液を全量交換してください。


 <pHについて>
水耕栽培では、植物に与える培養液の管理が一番重要となります。その中でも pH管理は栽培の成功のカギと言えます。水と肥料を混ぜて培養液を作ったとき、 pH値が5.0〜6.5の間になるように管理します。pHが6.5以上になると、マンガンや鉄等の微量要素欠乏が発生 しやすくなります。またpHが5.0以下になると、カルシウムなどの吸収が悪くなります。極端にpHが適性範囲から外れている時や厳密なpH管理を行う場合はpH調整液などを使うと良いでしょう。

<校正とは?>
測定精度を高めるために、頻繁な校正をお勧めたします。それぞれの標準液で電極を校正します。以下のような際は必ず校正をしてください。
1.電極を交換したとき。
2.化学薬品を測定したとき。
3.高い精度を求めるとき。
4.少なくとも月に一度。


<HANNA pH&TDS計 Combo2 HI98130>
測定範囲:0〜14pH/0.0〜60.0℃/0.00〜20.00mS/cm
検出単位:0.01pH/0.1℃/0.01mS/cm
校  正:pH自動2点/EC・TDS自動1点
温度補償:自動
電  池:LR-44型ボタン電池4個
サイズ :長さ163×幅40×厚さ26mm
本体重量:約85g
(日本語取説付)

<標準液 ※別売>
導電率標準液12.88mS/cm 500ml(HI7030)
pH7.01 標準液500ml(HI7007)
pH4.01 標準液500ml(HI7004)

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